高島平の街は ｢高島平団地｣ の完成と共にスタートしましたが、街のシンボルであるその団地も、現在では日本で最も高齢化の進んだ団地に変わりました。数年前から高島平団地の高齢化問題を地域社会の課題と捉え、地域のいくつかの組織に加わり、活動に参加してまいりましたが、その一連の活動の中で、多くの高齢者に触れ合うことができました。

　団地と共に街も高齢者の多い街に変わりつつありますが、高島平は緑も多い環境豊な街でもあります。その緑の街も近年はゴミの多さが目立ち始めました。地域活動の中で地域貢献会社 ｢にこ｣ (代表:堀口吉四孝) が提唱する ｢膝楽体操｣ を通して、高齢者や母子の心身の健康の大事さを学びましたが、人間らしい暮らしの営みの上で、高島平の自然環境の健康維持も、高島平人として同時に考える大事な問題だと考えます。

　その思いから2010年9月より、何人かの有志と街のゴミ拾いを始めましたが、当初は月に1回の活動でした。それが賛同者が増えるにつれ毎週に近い回数になってます。同時にねぎらいの言葉も多く頂くようになりましたが、励ましの声を掛けて下さる大部分の方が高齢者であること。声をかける理由として話し相手を求めてる高齢者が多いこと。ゴミ拾いに参加されてる高齢者の方が、街をきれいにすることで生きがいを見つけられた等と、これまでの体験からこの活動の中には “人” と “街” の両方の健康が密接な関係にあることに気付きました。

　ゴミ拾いは小さな子供から高齢の方まで誰でもできます。この会は趣旨に賛同して頂ける方を何方でもお迎え致します。私たちはゴミ拾いという誰でもできる地道な行為を通して、この会の中でも多世代間の交流を深め、併せて高島平の街とこの街に住む人のために、｢環境｣ と ｢心｣ の健康増進に寄与したいと思います。

この5大原則が尊重される限り、いかなる個人･団体･組織の方々とも、対等の立場で協力してまいりたいと思います。
併せてこの趣旨にご賛同頂ける方のご参加をお願い致します。